糖質制限によって血管へのダメージを防げる!? 病気にもなりにくくなる!?
糖質制限をすることによる不安の 1 つに、健康被害はないのか?というものがあります。
確かに、これまで当たり前のように摂っていた糖質をいきなり制限するわけですから、栄養的に大丈夫なの?という気持ちはわかります。
しかし、糖質制限をすることによって、むしろ病気になるリスクを減らすなど、健康的に良いことがあるのも事実です。
糖質を摂った後の体の流れ
では、まず糖質を人が摂取したあと、体はどのような働きをするのか確認してみましょう。
糖質はまずブドウ糖に変わり、小腸から吸収されます。その後、すい臓からインスリンというホルモンの働きでブドウ糖を血管から取り込みます。
そして、肝臓や筋肉にあるグリコーゲンという貯蔵庫に糖質をしまいます。しかし、グリコーゲンに取り込めない量のブドウ糖が来ると、次は脂肪細胞に取り込んでしまいます。
それによって人は太っていく、というわけですね。また、これに比べタンパク質や脂質を摂っても血糖値は上がらず、インスリンは分泌されません。ですから太ることもないといえます。
糖質は血管・すい臓にも悪影響? 病気のリスクも上がる?
また、血糖値の急激な上下動は血管にダメージを与えるといわれています。これが繰り返されると、動脈硬化などさまざまな病気にかかるリスクが増えてしまいます。
さらに、血糖値を下げることができるホルモンはインスリンだけです。ですから、糖質を多くとり、インスリンを作るすい臓が酷使されると、すい臓はボロボロになってしまいます。
その結果、インスリンがうまく機能しなくなり、血管だけでなく尿にも糖分があふれ、糖尿病になる、というわけです。
糖尿病になると、血糖のコントロールがきかなくなるため、ブドウ糖はさらに通常以上に働いてしまいます。そうなると血管や神経にダメージが蓄積されていき、すい臓や血管からダメになります。
結果、すい臓障害や網膜障害、神経障害など、いろいろな病気になってしまいます。
日本では糖尿病は予備軍も含めると約 2050 万人と患者数がかなり多いです。
参考 糖尿病人口が 950 万人に増加 予備群は減少 [国民健康・栄養調査] | ニュース・資料室 | 糖尿病ネットワーク
また、日本の死亡原因のトップ 3 であるがん、心臓病、脳卒中などの病気も、糖質のとりすぎによる血管へのダメージや、糖尿病による免疫力の低下が引き起こしているとも言えます。
一方、糖質制限によるデメリットも
このように、糖質制限によって防げる病気は数多くあるのですが、逆に糖質制限によって健康に悪影響がでることもあります。個人的に感じているのは、便秘です。
ただし、この便秘というデメリットもきちんとした対処法をとれば改善できます。もし糖質制限をはじめて便秘気味になったな、と感じる方がいれば、ぜひ以下の対処法を試してみてください。
https://lowcarb.y-temp4.com/post-248/
さいごに
糖質制限を始める人の多くの理由はダイエットかと思いますが、健康面でもメリットがあり、ぜひ多くの人に実践してもらいたいです。
私も健康面で意識が上がるなど、いいことがありました。
今後も糖質制限を続けていき、健康な生活を送っていきたいです。
https://lowcarb.y-temp4.com/post-7/